明日晴れるかな
桑田佳祐の2007年の曲。ドラマのタイアップ曲として使用され大ヒット
した(タイアップされなくててもヒットしたと思いますが)記憶に新しい曲。
彼の数多ある曲の中でもこの曲は、ちょっと異質の曲と僕は思います。
この曲は‘桑田佳祐の曲であって、桑田佳祐の曲ではない’(?)というか・・・
なんか‘神懸かり’的なものすら感じるような気がします。よくぞこんな曲が創れたものです
デビューから今年で30年(!)、彼のコンポーザーとしての才能の泉は今だ枯れず、と
いったところでしょうか。
曲のほうは、A・Pianoがまるで‘こわばった心’を解きほぐしてくれるかの様なイントロで
始まり(キーボード担当の片山敦夫氏のアレンジでしょうか?素晴らしいイントロ&エンデ
ィングです)、楽器構成、曲展開、そして彼の詩と歌声・・・楽曲としてもパーフェクトな仕上
がりとなっています。エンディングで子供の歌声を入れる辺りは、もう反則です(笑)。
先日発表された彼のLive DVDをご覧になった方も多いかと思いますが、この曲の映像
で、途中2回(2人)観客の女性の‘泣き顔’がアップになるシーンがあります。
おそらく他の曲でも泣いていた観客は多かったと思いますが、あえてこの曲での映像を
使用するあたりに、Live DVDの映像コーディネーターのセンス(想い入れ)に共感できる
ところであります。
しんどい事が続いても(人によってレベルの違いはあっても)、‘それでも生きている’・・・
そんな想いからの涙は、もしかしたら自分自身への‘エール’なのかもしれません。
この映像を観ながら、ふとそう思いました。
‘押し付けがましい人生応援歌’ではなく、そっと寄り添ってくれるような、少し大袈裟です
がレクイエム(鎮魂歌)的なイメージすら持ち合わせている曲と思います。
「明日晴れるかな」・・・素敵なタイトルですね。美しい日本語のフレーズだと思います。
‘夢や希望が無い’と自分で思っている人でも、‘明日’という漠然とした夢の中で今日を
生きている。そのことを気づかせてくれる為に彼が唄ってくれたような・・・
15年程前、彼のインタビュー記事で「音楽は無力です。だからこそ信用出来るんです。」
というのがありました。僕も真の意味で音楽は無力だと思います。あくまでも逆説的表現と
してですが。
「誰もが、ひとりひとりの胸の中で、そっと囁いている。‘明日晴れるかな・・・’
遥か空の下」 曲の最後の歌詞で彼はそう唄っています。
ここに音楽家としての桑田佳祐氏の才能を超えた人間性(優しさ?)が集約されて
いるようなきがします。
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PV映像はこちら ↓ ↓ ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=dBPWWpcxdNU
Live 映像はこちら ↓ ↓ ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=h9DVlwl49xs&feature=related
です。
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ここまでの御精読、感謝致します。
さて、次回はエルトン・ジョンの「The One」です。
良かったら覗きに来て下さい。
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