2009年11月14日 (土)

明日晴れるかな

Photo 桑田佳祐の2007年の曲。ドラマのタイアップ曲として使用され大ヒット

した(タイアップされなくててもヒットしたと思いますが)記憶に新しい曲。

彼の数多ある曲の中でもこの曲は、ちょっと異質の曲と僕は思います。

この曲は‘桑田佳祐の曲であって、桑田佳祐の曲ではない’(?)というか・・・

なんか‘神懸かり’的なものすら感じるような気がします。よくぞこんな曲が創れたものです

デビューから今年で30年(!)、彼のコンポーザーとしての才能の泉は今だ枯れず、と

いったところでしょうか。

曲のほうは、A・Pianoがまるで‘こわばった心’を解きほぐしてくれるかの様なイントロで

始まり(キーボード担当の片山敦夫氏のアレンジでしょうか?素晴らしいイントロ&エンデ

ィングです)、楽器構成、曲展開、そして彼の詩と歌声・・・楽曲としてもパーフェクトな仕上

がりとなっています。エンディングで子供の歌声を入れる辺りは、もう反則です(笑)。

先日発表された彼のLive DVDをご覧になった方も多いかと思いますが、この曲の映像

で、途中2回(2人)観客の女性の‘泣き顔’がアップになるシーンがあります。

おそらく他の曲でも泣いていた観客は多かったと思いますが、あえてこの曲での映像を

使用するあたりに、Live DVDの映像コーディネーターのセンス(想い入れ)に共感できる

ところであります。

しんどい事が続いても(人によってレベルの違いはあっても)、‘それでも生きている’・・・

そんな想いからの涙は、もしかしたら自分自身への‘エール’なのかもしれません。

この映像を観ながら、ふとそう思いました。

‘押し付けがましい人生応援歌’ではなく、そっと寄り添ってくれるような、少し大袈裟です

がレクイエム(鎮魂歌)的なイメージすら持ち合わせている曲と思います。

「明日晴れるかな」・・・素敵なタイトルですね。美しい日本語のフレーズだと思います。

‘夢や希望が無い’と自分で思っている人でも、‘明日’という漠然とした夢の中で今日を

生きている。そのことを気づかせてくれる為に彼が唄ってくれたような・・・

15年程前、彼のインタビュー記事で「音楽は無力です。だからこそ信用出来るんです。」

というのがありました。僕も真の意味で音楽は無力だと思います。あくまでも逆説的表現と

してですが。

「誰もが、ひとりひとりの胸の中で、そっと囁いている。‘明日晴れるかな・・・’

遥か空の下」 曲の最後の歌詞で彼はそう唄っています。

ここに音楽家としての桑田佳祐氏の才能を超えた人間性(優しさ?)が集約されて

いるようなきがします。

PV映像はこちら  ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=dBPWWpcxdNU

Live 映像はこちら ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=h9DVlwl49xs&feature=related

です。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回はエルトン・ジョンの「The One」です。

良かったら覗きに来て下さい。

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イタリアン レストランにて

51cjipn9eul__sl500_aa240_ ビリー・ジョエル、1977年のアルバム ‘The Stranger’ より、A面の

ラストを飾った約8分の隠れた名曲(と、勝手に思っている)。

「赤ワインのボトルにするかい?白ワインのボトルにするかい?それとも

ロゼのボトルにするかい? 昔なじみのあの店の、通りに面したあの席に向かい合わせ

で座ろう・・・」 シンプルなピアノのイントロに導かれ、こんな素敵な歌詞から始まるこの曲

は、聴き終わった時に、まるで一本の良質なショート・ムービーを観たような余韻に浸れ

る、数少ない名曲と言えるのかもしれません。

7分を超える曲なのに、最初から最後まで飽きさせない曲展開は、久しぶりに会った二人

が、昔を回想しながらイタリアンレストランでの時を過ごす・・・それを見事に表現している

曲構成なっています。

スローな曲の出だしから、だんだんアップテンポになっていき、途中のロックン・ロール

ティストなアレンジのところは、まるで若かりし頃の‘華やかな二人の思い出’の歌詞を

引き立てるのに相応しい演出となっています。

そして、だんだんテンポが落ちてきて、曲のラストは再びイントロと同じピアノアレンジで

「赤のボトルにするかい?~」と最初の歌詞が繰り返されてエンディングをむかえます。

.

アルバム「The Stranger」は、この曲以外でも名曲揃いで、所謂‘捨て曲無し’の名盤と

言えると思います。

敢えて一言でいえば、‘秋の夜長に聴くのに最も相応しい名盤’・・・そんな感じでしょうか。

.

ここまでの御精読、ありがとうございます。

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2009年10月20日 (火)

3周年!

最近は更新が出来なくてグダグダしているうちに、いつの間にかブログ開始から

3年が経ってしまいました・・・

そろそろ再開したいと思います(と、いつも言っている)。

次回は・・・

B.ジョエルの「イタリアン・レストランにて」を予定しています。

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2009年8月31日 (月)

夏、最後の日・・・

とうとう8月31日になってしまいました。

‘夏、大好き少年おじさん’としては、まったくもって納得いかない夏でした。

こんなに‘夏らしくない夏’はひさびさかな・・・(2002年の冷夏以来?)

.

そんなこんなで、‘夏’に相応しい曲の記事が結局、書けずじまいでした(と、言い訳・・・)

.

秋に向けて‘仕切りなおし’と、いきたいと思います。

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2009年6月30日 (火)

OFF COURSE 1982.6.30

1982630 ‘1982.6.30’ この数字を見て、ピンときた方は私と同世代(以上?)で

一定の波長が合う方だと思います。今から27年前に起きた奇蹟(敢えて

言わせて下さい)、今は無きオフコース、伝説(この言い方も、なんか陳腐

で嫌なんですけど・・・)の武道館10日間コンサートの最終日です。

当時、九州の田舎の中学3年生だった僕は、まるで雲の上の出来事の様な感じで

その事実をとらえていました。

今のようにインターネットが無い時代、限られた情報源の中ですら、何か不穏な感覚を

抱いていたことを今でも鮮明に覚えています。そう、‘解散’という二文字を・・・

(その後、鈴木氏が抜けた4人で1984~1988の間、活動はしましたが、正式に解散)

同年の11月、‘フィルム・コンサート’という形で(僕が住んでいた町にも来てくれました)

1982.6.30のLive映像を市民ホール(!)で見ることが出来たものでした。

今考えると、本当に音楽が真の意味で‘貴重な’時代だったのかもしれません。

.

今ではDVDでその映像を気軽に見ることが出来ますが・・・

.

その後、僕もいろんなコンサートに足を運びましたが、いまだに「オフコースの‘1982.6.30’

を見ることが出来なかった」、という想いを埋めることは出来ていませんね。

と、想う ‘2009.6.30’の夜でした。

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2009年5月25日 (月)

THE END

Photo 1967年、ビートルズ実質上のラストアルバム「アビィ・ロード」 (この

アルバムに関する感想は2007年8月の記事を参照下さい)からの曲。

アルバムのラストを飾ったメドレーのフィナーレの部分でもあります。

歌詞の有る部分は僅か30秒程ですが、そこには以下のメッセージが含まれています。

「And in the end,the love that you take is equal to the love 

 you make. You make your love 」

「結局のところ、君がその手で奪う愛は、君がその手で生み出す愛と同じものなのさ。

 愛とは自分自身で築き上げるもの」

このフレーズにはいろんな解釈(対訳)がありますが、僕は上記のものが一番しっくり

きましたね。  ただし、僕みたいな猿以下の脳しか持ち合わせていない(笑)ものに

とって‘Love(愛)’とは極めて高度な単語なので(笑笑)、極めて身勝手な解釈ですが

‘Love(愛) → 自分を取り巻く全ての事柄’ と、置き換えるとなんとかしっくり

くるような気がします。

「And in the end」 を‘終わり’ではなく 「結局のところ・・・」と対訳してあったのを

初めて見た時に(25年前)少し救われた気持ちになったものでした。

‘結局のところ、自分を取り巻く物事は自分次第’ と、いったところでしょうか・・・

まぁ、世の中そう旨く自分の中で、割り切れるものでもないですけどね。

この曲のPV(?)は  ↓ ↓ ↓   です。

http://www.youtube.com/watch?v=gI38vPDCoao

 

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2009年4月20日 (月)

遠雷

41ka THE SQUARE 1984年冬のアルバム「Stars and the Moon」

(素敵なアルバムタイトルですね)から、アルバムラストをしっとりと

飾った名スローナンバー。

彼らの歴代アルバムの中でも異質な‘冬の夜’をテーマにした(と、思われる)作品。

そんなアルバムからのこの曲は、タイトルの‘遠雷’に相応しく、春に遠くから聞こえる

‘夜の春雷’といったイメージでしょうか・・・イントロのE・Pianoのアレンジがそれを見事

に表現していると思います。途中、Key担当の和泉氏のA・Pianoソロなんか、とろけて

しまいそうにカッコいいです(笑)。

曲のエンディングでイントロと同じKeyアレンジがフェード・アウトしていくところなんて

まるで‘夜の春雷’が、だんだん遠ざかっていく様な感じすら抱かせてくれる曲に仕上が

っています。

彼らは1984年~1985年の僅か一年間に、このアルバムと傑作「ADVENTURES」、

「R・E・S・O・R・T」の三枚をリリースしました。僕自身、高2~高3にかけてそれらを

聴き倒したものでした。

他のFusionバンド等(CASIOPEA、プリズム、松岡直也、今田勝、高中正義、etc・・・)

が、いい意味で‘Fusion’バンドっぽかったのが、この頃だったような気がします。

そして、素晴らしい数多くの‘マスター・ピース’的なアルバムが生まれたのもまた

この頃だったと言えるのでは?

もっとも、それは僕自身の思い込みに過ぎないことですが・・・

 

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2009年3月20日 (金)

翼が今

090203_02 現在(2009.2~3月の間)、NHKの「みんなのうた」で放映されている曲。

(作詞:遠山歌乙 作曲:森元奨六 唄:笹本玲奈)

実はこの曲、先日下の子の卒園式で、卒園児が式の最後に

「おもいでのアルバム」を唄い終わった後に、続けて園の先生方とスタッフが唄った曲

です。式のプログラムには載っていなかった曲で、まるで「おもいでのアルバム」に対する

‘アンサー(カウンター)ソング’に思わせる‘ニクい’演出でした。

僕自身、この曲は初めて聴いた曲だったのですが、「おもいでのアルバム」でかなり

ウルウルきていた(当初の予想どうり・・・)ところに、この曲で‘とどめを射された’って

感じで大変でした(笑)。

.

思えば僕等の時代の卒業ソングといえば、小学校、中学校、高校ともに「大地讃頌」

と十八番(オハコ)が決まっていたと思いますが(今でも素晴らしい楽曲だと思います)

今では実にいろんな曲が発表されていて、しかもその中から自分たちで選曲して

卒業式で唄う学校が多いとききます。本当に時代が変わったなーと感じさせられますね。

.

   ‘新しい舟の船頭には、必ずしも古い舟の船頭が

                  ならないといけないわけではない’からね・・・

この「翼が今」もそれに相応しい曲だと思います。

この曲は ↓↓↓でどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=-BbM07pM9NE

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2009年3月10日 (火)

二人歩記

Photo 長渕 剛 1981年のアルバム「 LIVE 」より。

全編アコースティックギター一本で(サポートギターとして石川鷹彦氏)

熱演しているこのアルバムは所謂‘Liveアルバム’としては当時から

名盤との評価が高いものでした。なかでもこの曲は後にアレンジされ別バージョンとして

シングルカットされましたが、僕としては圧倒的にこのアルバムバージョンが好きですね。

.

「♪昨日までの災い事に、別れを告げ、ドアを閉めて、階段を下りる・・・」

「♪あぁー、今度こそ、幸せになれますように、そんな想いで、車を走らせる・・・」

.

上記の歌詞部分がサビのところでグッとくるわけですが、実際僕自身、18歳で実家を

出てから7回ほど引越しをして、いろんなところを転々としてきましたが、その度に

BGM(引越しソング)としてこの曲が頭の中で鳴っていたような気がします。

.

「今度こそ、幸せになれますように」 ってね・・・

この曲のシングルバージョン(LIVEバージョンは無かった・・・)はこちらです ↓ ↓ ↓ 

http://www.youtube.com/watch?v=7RWgdBZJW6M

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2009年2月22日 (日)

おもいでのアルバム

Photo 1961年に発表された曲。その後、当時の幼稚園関係者を中心に

広まり、長年にわたり‘卒園ソング’の定番として親しまれている

曲だと思います。僕自身、1973年に卒園した際に唄ったことを

憶えており、幼心に「いい曲だなー」と思ったものでした(当時から、くそガキ・・・)

まさに‘泣かせる(泣ける)曲’とも言えるこの曲で、僕も例外でなく4年前に上の子の

卒園式の際にウルウルきて、回していたビデオカメラに不覚にも‘鼻をすする音’が

入ったものでした。一般的には、歌詞の内容から(年間を通して振り返る)親と子の

幼稚園(保育園)生活を想い出して聴いているうちに‘感無量になる’といった感じだ

と言われています。

が、なぜか僕の場合は毎回聴くたびに、最後のサビの「♪もうすぐみんなは一年生♪」

のところで‘ウルっと’くる傾向があるみたいで(笑)、ちょっと気になって調べたところ

この部分のコード進行が「F→G→Am→C→Dm7→G7→C」となっていて、どうも

これが‘心の琴線’に触れているみたいです。(Amコードが‘肝’です!)

うーん、全くもって‘自己中な親’ですね(笑)。

まぁ、もちろんそれだけで‘ウルっと’きてるだけではないと思いますが。たぶん・・・

来月は早いもので下の子の卒園式。さて、今回はどうなることやら・・・

この曲の「みんなのうた」バージョンは ↓ ↓ ↓ です。

http://www.youtube.com/watch?v=TiwaRSWrgDI

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2009年2月14日 (土)

ラルゴ

335 もともとはヘンデル、1738年初演の歌劇「クセルクセス」からのアリアで

‘オンブラ・アイ・フ’(懐かしい木陰よ)としてよく知られている曲。

物心付いた頃から(?)、なんとなく聴いたことがあったようなこの曲は

なぜか僕の中では‘夢の中で泣いている時のBGM(?)’としてのイメージが強い

楽曲です。(めちゃくちゃ主観と独断に満ちた解釈ですが・・・)

‘夢の中で泣いている時’(例えば、切なくて泣いている時)って、‘悲しい’というより

少し‘幸せ’な感じがしませんか?

うーん・・・今回も、めちゃ抽象的な感想になってしまった。

この曲は ↓ ↓ ↓

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=P-kS8tNAvJM&feature=related

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2009年1月31日 (土)

Wildest Dreams

Asia エイジア、1982年の大ヒットアルバム「Asia」からの曲。

80’sサウンドを語る時、必ずといっていいほど採り上げられるBand

であり、アルバムであると思います。当時シングルカットされなかった

レコードのB面1曲目を飾ったこの曲は‘やたら大袈裟でダイナミックであり、しかも繊細

でメロディアス’というエイジアでしか成し得なっかたサウンドが展開されています。

2回めのサビに入る前の、まるで登りつめていくようなSE(ピュ~て感じの効果音)の

ところなんて、ホントそのまま宇宙の彼方にイッちゃいそうな(笑)そんな無駄に大袈裟

なエイジアサウンドが炸裂しています。僕的には一番好きなエイジアの曲かな?

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2009年1月21日 (水)

ラジオスターの悲劇

51x80zj9fml__sl500_aa240_ 1979年発表のバグルスの曲。

1980年代、所謂「80’s」サウンドの代表曲として語られることも多い曲。

日本では1980年の今頃(1~2月)、ラジオから頻繁に流れていたと

思います。イントロからしてまるで80年代の幕開けを思わせる様な、そんな感じに

当時から思ったものでした。いい意味での‘脳天気サウンド’が多く生まれた80’sの

幕開けを飾ったこの曲も、例外でなく一見ポップな曲調で仕上がっていますが、

「ビデオがラジオスターを殺したんだ!」と、繰り返されるフレーズがこの曲に謂わば

‘チャイム(警鐘)’的な息を吹き込んだと思います。

そういえば‘チャイム’って、聴き様によっては可愛らしく聴こえることもあるけど

時として‘不穏な、あるいは不気味に’聴こえることもありますよね・・・

当時小学6年生だった僕は、の曲の概要を知った時の少し‘ザラッと’した感覚を

今でもよく覚えています。

きっとそれはこの曲を聴きこんでいた1980年の今頃、僕が‘小6→中学生’という、

気持ち的に不安定な時期だったからにすぎなかったのかもしれませんが・・・

.

そして、時は流れてあれから約30年。今、音楽(ラジオも含む媒体)を取り巻く環境が

どうなったかはまさに‘推して知るべし’ですけど・・・

PVはこちら ↓↓↓

http://jp.youtube.com/watch?v=XWtHEmVjVw8&feature=related

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2009年1月19日 (月)

さよならの向こう側

372150 山口百恵、1980年発表のラストシングル。

邦楽アーティストが今まで発表してきた多くのラストシングル(作品)の中

中で最も‘ラストシングルらしい曲’として僕の記憶に残っている曲です。

メロディーの素晴らしさもさることながら、歌詞、そしてなんと言っても歌い手の気持ちが

込められていると想えます。自分を取り巻く(関わってきた)全ての人、事柄に対する

‘感謝の気持ち(心)’が込められているような気がしてなりなりません。

それがきっと「さよならの向う側にあるもの」かもしれませんね。と、勝手な解釈を・・・

この曲の映像は↓↓↓

http://jp.youtube.com/watch?v=F5KwkJLEE1k&NR=1

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2009年1月17日 (土)

津軽海峡・冬景色

19770101 石川さゆり 1977年の大ヒット曲。

僕がまだ学生だった1987年の今頃、廃止になる前の青函連絡船に

一度乗っておこうと、厳冬の青森駅に降り立った際‘この情景に

相応しい曲は?’と、持ってきたカセットテープの中から探していた時に、お土産屋

の店先のラジカセ(?)から聴こえてきたのが‘お約束’のこの曲でした。

それは僕の陳腐な選曲センスなんてかすりもしないくらい、あの時の青森駅ホーム

から青函連絡船への乗船イメージにはまりまくっていたものでした。

まさに日本の心‘演歌’恐るべし!

やっぱり、その土地には「地酒、地(郷土)料理、地音楽?」と、いったところでしょうか。

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2009年1月16日 (金)

蒼氓

C3b8d0920ea07eb8f734a110__aa240__l 山下達郎 1988年のアルバム「僕の中の少年」より。

シングルカットされなかった、隠れた名スローナンバー。

‘名も無き民’というコンセプトを基に創られたといわれるこの曲は

巷に溢れている所謂‘人生応援歌’とは明らかに一線を隔す作品だと思います。

.

まるで‘小高い丘から夜の街の灯を見た時’の様な(その灯のひとつひとつに人々の

営みを感じさせる)・・・そんな優しい気持ちになれる曲かもしれません。

この曲のPV(?)は↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=x_ccXfVTxwo&feature=related

です。

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2009年1月 6日 (火)

キャスタリア

41ca962esyl__sl500_aa240_ YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)、1979年のアルバム

「ソリッド・スティト・サヴァイバー」からの曲。12歳で初めて聴いた時

まるで‘暗闇に引きずりこまれていくような’感じすら覚える、暗く重い

この曲感に、僕は‘宇宙空間’をイメージせずにいられませんでした。

そう、まるで自分が木星の衛星ガニメデ付近にいるような・・・?

まぁ、昔から‘宇宙’系サウンドはシンセサイザーと十八番(オハコ)が決まってましたが。

あ、「2001年宇宙の旅」みたく、クラシックを採用した作品もありましたね。

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2009年1月 4日 (日)

あの頃へ

Photo 安全地帯の1993年のシングル「ひとりぼっちのエール」のB面(?)

曲で、同名タイトルで前年発表されたシングのLiveバージョン。

極めてシンプルでアコースティックなこの演奏は、いろんなバージョン

があるこの曲の中で、まさに‘奇蹟のバージョ’ンと言えます。

雪深い北国のイメージにトリップ出来るだけでなく、その中に‘温かさ’

すら感じさせてくれる曲・・・

「春を待つ想いは、誰を、幸せに出来るだろう」 素敵なフレーズです。

このバージョンに近い演奏は  ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=m_wBZo6H4t0&feature=related

です。

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2009年1月 1日 (木)

同じドアをくぐれたら

Yds Bump of chicken の2004年のアルバム「ユグドラシル」より。

この作品を聴いた時、こんな素晴らしいアルバムを10、20代で

聴ける今の若者達(言い方が古いですね)に少し嫉妬しました。

.

そんなアルバムからのこの曲は・・・

‘どんなに泣き濡れても、人は倒れたままではいられない’ と感じさせてくれる曲だと

思います。

この曲のPV(?)は  ↓ ↓ ↓ です。

http://jp.youtube.com/watch?v=BcmIKmGt1Ew&feature=related

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2008年12月30日 (火)

A HAPPY NEW YEAR

Photo 松任谷由美の1981年のいアルバム「昨晩お会いしましょう」より。

アルバムのラストを飾った曲。

年末年始には必ず聴きたくなる曲です。

漠然とした‘夢’としての‘明日’(新年)を感じさせてくれる曲と想います。

‘今日まで、そして明日から’・・・て、感じでね。

.

やがて迎える新年が、皆さんにとって‘かけがえの無い最良な日々’になりますように。

良いお年を・・・

.

この曲のPVは ↓ ↓ ↓ です。

http://jp.youtube.com/watch?v=OrEd-rmsOGc

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2008年11月17日 (月)

楽園への歩み

Esmith 久々ですが、今回は音楽の感想ではありません。あしからず・・・

左の写真は、僕が高校生の頃から大好きだったE・スミス氏の

「薬園への歩み」というタイトルの写真(作品)です。

詳しい解説は、猿以下の脳しか持ち合わせていない僕よりも ↓ ↓ ↓

 の方のほうが

http://amehare.lolipop.jp/quotes/2007/02/post_102.html

的確です。

.

「夢や希望も無い」 と思っている人でも「明日」という漠然とした‘夢や希望’の中で

生きているとしたら・・・(「明日晴れるかな」の感想でも同様のコメントをしましたが)

少しは‘気休め’程度には思えるかもしれません。

この写真(作品)の偉大さとは別として。

.

うーん、旨く言えませんが・・・

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2008年8月31日 (日)

Just a little bit

Photo サザンオールスターズの1982年のアルバム「Nude Man」より。

デビュー4年目にして、その後のサザンの方向性を決定づけたともいえる

傑作アルバムのラストを飾った、初期サザンの名スローナンバー。

しかしながら、所謂‘Best 盤’にはあまり収録されておらず(1983年発表の「バラッド」

のみに収録)、Liveでも滅多に演奏されなく、コアなファンしか知らない曲かも・・・

.

曲のほうは、しっとりとしたF・ローズピアノのイントロで始まり、全体としてジャッジーな

雰囲気を醸しだしつつ、なおかつアンニュイな空気感をも持ち合わせているナンバー

だと思います。まさに桑田バラード(?)の真骨頂ともいえるのではないでしょうか。

曲全体に漂う、少し‘ザラッと’した感じがたまりません。さすが桑田氏(サザン)です。

.

個人的には‘夏の終わり’を演出できる(空気感まで)数少ないスローナンバーだと

思っており、よく夏用のオムニバスアルバムを依頼されて(押し付ける場合が多いかも)

作成するのですが、今まで創った23枚全てがこの曲で終わる構成となっています。

‘夏の終わり’の夜に、過ぎ去った夏の日を思い出しつつ聴く曲・・・そんな感じです。

.

そう、今日の様な‘夏の終わり’の日にね・・・

.

この曲のLive映像は ↓ ↓ ↓ です。

http://jp.youtube.com/watch?v=uLZJ5XekiTc

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は・・・

ビリー・ジョエルの 「イタリアン・レストランにて」

です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2008年8月20日 (水)

銀河鉄道999

999 当時、人気絶大だったゴダイゴの1979年夏の曲。

日本の劇場版アニメとして、その作画技術、ストーリー構成、キャラ設定、

そして音楽の全てが当時として秀でていて、その後のアニメに多大な

影響を与えたエポック的な作品だったと思います。

そんな劇場版999(TV版ではない)の主題歌であると同時に、ゴダイゴ

の最大のヒット曲でもある曲。

一人の少年の旅(冒険)を通しての成長を描いたこの作品のダイナミックさ、ドラマチック

さ、そしてなんといっても‘ワクワク感?’が見事に表現された楽曲だと言えるのでは?

当時、僕が小学6年生の夏休みにTVCMでこの曲と共に映画のCMが流れていて

(999の発車シーンが使われていた)、否が応でも映画に対する期待感が膨らんだのを

今でも鮮明に覚えています。(しかしながら、実際の発車シーンではこの曲のB面の

‘Taking off!’が使われ、この曲はエンデングで使用)

イントロからしてまさに‘これから旅が始まる!’的感じで、所謂アニメソング(アンソン)

の枠に収まらない躍動感に満ち満ちた楽曲だったと思います。

メンバーのミッキー吉野氏(Key担当)が「最初はもっとスローテンポな曲にしようと

思った」と後日語っており、もしそうなっていたらと思うと少しゾッとします(笑)。

昔は、夏休みに劇場版アニメを映画館で観るというのは‘夏の風物詩’でもあったように

思えます。今では年がら年中、劇場版アニメを上映っていますもんね・・・

この曲のPV(?)はこちらです。↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=ZfdsiFm6mC4&feature=related

.

ここまでの御精読、感謝いたします。

さて、次回は・・・

サザンオールスターズの「Just a little bit 」 を‘夏の終わり’にお届けします。

良かったら覗きに来て下さい。

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2008年8月14日 (木)

Torch Song

Photo トッド・ラングレンの1973年のアルバム「Something/Anything」

からの曲。‘夏の情景’を想い浮かべられる数多ある曲の中で

その空気感(臭い、質感)までも感じさせてくれるものは、この曲に

止めを射します。Vo以外の使用している楽器にフランジャー的なエフェクト(音がユラユラ

揺れている様な処理)をかける事により、楽曲に‘ゆらぎ感’を与えていると思えます。

これが、もぅ夏の昼下がりにピッタリで、よくTVや映画で‘陽炎が掛かった様な感じ’

の夏の映像を見かけることがありますが・・・そんな情景にピッタリな曲かも。

実際は、視覚的に(風景がゆらいで)そんな見え方をすることは無いのでしょうが、

暑い、本当に暑い昼下がりにこの曲を聴くと、そんな幻をも見えてしまう様な・・・

そんな感じの曲です。

.

と、いうのもこの曲を初めて聴いたのが1993年、北アルプスでの山行(登山です)を終え

下界に降りてきて、松本市(正確には穂高村あたり)を重いリックを背負いフラついて

いた際に、たまたまウォークマン(懐かしい響きですね)から流れてきたこの曲が、

あまりにも周りの情景にハマっていたことがあったからです。

うだる様な暑さの中、‘道から外れたあぜ道’ ‘まっすぐに伸びた向日葵’ ‘風にそよぐ

稲穂’そして‘どこまでも高い入道雲・・・’それらが「揺らめく風景」として見えたような

気がしたからです。と、遠い眼・・・(笑)。

.

今では、エアコンの効いていない(わざと効かせていない?)車の中で、この曲を聴き

ながら‘やれやれ’と思いつつ、街を走っている・・・

そんなヤワなオジサンに成り下がってしましましたが(笑)。

きっと、トッド・ラングレン氏がこの曲に込めた想いとは、全然違う解釈を僕はしていた

のでしょうけど・・・

.

ここまでの御精読」、感謝致します。

さて、次回は・・・

ゴダイゴ、1979年夏のヒット曲! 「銀河鉄道999」です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2008年8月 8日 (金)

お知らせ  #3

W08806b062 いつも御精読、ありがとうございます。

愚ブログを最近、覗きに来ていただいている皆様は

既にお気づきでしょうが、ここのところの記事は‘夏’に

特化したものとなっております。‘夏大好き少年オジサン’としては昨年同様

夏に聴きたい曲(僕が)をセレクトしていきます。

.

「夏が、駆け足で季節の幕引きを始める前までに」 ね・・・

.

とりあえずご期待下さい(笑)。

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Your eyes #3

For_you またまた前回の続きです。「Interlude B Part Ⅱ」と「Your eyes」を

セットでとらえると、いわば‘アカペラサウンドの間、眼を閉じていて’

「Your eyes」が始まると同時に‘眼を開ける’様な感じ。そして、その時

眼の前に広がるイメージとは・・・

この曲のピアノは難波弘之氏(日本フュージョンの草分け的バンド‘スペクトラム’のKey)

で、このピアノがA・Pianoとは思えない程、きらびやかなエフェクトがかけられている様に

思えます。極めてシンプルなコードピアノが奏でる旋律と、山下達郎氏のVo、Bass

E.シタール、ストリングスアレンジ、Dr、EG、Sax・・・それら全てが、一つの

‘カラーイメージ’を創り上げているような気がしてなりません。

そう、色で例えるところの‘クリアーオレンジ’です。

.

それは一日の終わりとしての‘夕陽’のイメージを醸し出しており、けして‘夏の海岸’の

夕暮れに限定されることなく、色んな場面での情況を聴き手しだいで想像できる(させる)

そんな曲だと思います。最後にAメロが転調する辺りなんか、「もぅ、これ以上何を・・・」

と思えるくらいたまりません(笑)。

曲のエンディングで、「♪I love you、I love you・・・」と山下氏の声がフェードアウト

していくところは、まさに‘夕陽の最後の光が消え入っていく・・・’そんな情景を思い

浮かべられるような演出(曲の)だと思えます。

まさにアルバムの最後を飾るに相応しい楽曲ではないでしょうか・・・

この曲のPV(と、言えるるかどうか?)は ↓↓↓です。

http://jp.youtube.com/watch?v=JYTHe8KBmQA&feature=related

映像は‘スルー’して、楽曲だけを聴いていただければ幸いです(笑)。

.

ここまでの御清聴、感謝致します。

さて、次回は・・・

トッド・ラングレンの「Torch Song」 です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2008年8月 6日 (水)

Your eyes #2

For_you 前回の続きです。1980年代の超名盤であると同時に、発表時から所謂

‘夏の定番アルバム’(山下達郎氏自身は否定しているが)として、時代

を超えて君臨し続けていることは歴史(音楽史?)が証明していると

言えます。当時はレコード故の構成力(A面B面の展開)が常に試されていた時代だった

といえ、それを120%活かしきったアルバムとも言えます。A面ラストの「FUTARI」で

シッポリとクールダウンして、B面は1曲目の「LOVELAND,ISLAND」で再びスパーク(?)。

そしてB面ラストの「YOUR EYES」で‘エンディング’と言う名の頂点(クライマックス)を

向かえます。このアルバムはそれぞれの曲間4箇所で、約15~20秒程のアカペラ

サウンドがブリッジトッラクとして挿入されており、「YOUR EYES」の前にも

「Interlude B Part Ⅱ」として挿入されています。そのアカペラが消え入ろうとした瞬間

に「YOUR EYES」が絶妙なタイミングで始まる・・・

この2曲はセットにされて初めて‘昇華’されるような、そんな気がしてなりません。

Bestアルバム等では「YOUR EYES」単曲での収録となっており残念ですが・・・

と、またまた今回もアルバム‘For You’の感想になってしまいました。

次回こそは本当に「YOUR EYES」について書きたいと思います(ひっぱり過ぎ)。

.

うーん・・・それだけアルバム‘For You’が名盤だということかな?

.

ここまでの御精読、感謝致します。

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2008年8月 4日 (月)

Your eyes  #1

For_you 山下達郎の1982年のアルバム‘For You’からの曲。

所謂80’sの邦楽(敢えてJポップとは言わない)アルバムとして最高峰

の一つとして君臨し続ける一枚と言え、よく80’s特集などで‘聴いて

おきたいアルバム’として、必ず取り上げられる作品でもあります。

当時、トップレベルのスタジオミュージシャンを贅沢に起用してのこのアルバムは

山下達郎氏の妥協を許さない作風と相まって、凄まじい完成度の作品となっています。

内容も然ることながら、ジャケットも秀逸で‘ジャケットアート’的な評価が高かった

アルバムともいえます。(当時、一世を風靡した鈴木英人氏の作品)

所謂、「~年前の作品」という表現が全く、本当にまったく当てはまらない(意味を持た

ない)、時間を超越したアルバムだと思います。

1曲目の‘Sparkle’のカッティングギターのイントロはあまりにも有名で、当時中3年生

の僕の心の掴んで離しませんでした(今でも・・・)。

1982年1月発売のこのアルバムを、僕は同年の3月に貸しレコード屋(懐かしい響き

ですね)から借りてきて、レコードに針を落とした時の衝撃は今でも忘れられません。

「いったい、これからどんな凄いアルバムが始まるのか(聴けるのか)!」と思わせる

程のイントロでした。

‘クリスマス・イブ’(オリジナルは1983年のアルバム「メロディズ」に収録されているが

ブレイクしたのは1988年のJRのCMで)以降の氏の作品しか聴いていない人にも

是非お薦めしたいアルバムです。

と、今回はアルバム‘For You’の感想になってしまいました。

.ちなみに、一曲目の「Speakle」のPV映像はこちらです。 ↓ ↓ ↓ 

http://jp.youtube.com/watch?v=uiE6xxrtaCE&feature=related

.

さて、次回はその歴史的‘超’名盤といえるアルバム‘For You’のラストを飾った

「Your Eyes」を、いよいよ採り上げます。

ここまでの御精読、感謝致します。

良かったら、覗きに来て下さい。

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2008年7月23日 (水)

風の歌を聴け

Photo オリジナルラヴの1994年のアルバム。1990年代、いろんな意味で

「失われた10年」と言われた年代。そんな1990年代での僕にとっての

‘邦楽No,1アルバム’はこの「風の歌を聴け」にとどめを射します。

田島貴男氏の音楽センスに裏打ちされた、メロディ・アレンジ・歌詞・歌唱力によって

まさに‘奇蹟のアルバム’を完成させたと言えるでしょう。

全10曲からなるこのアルバムは、全体的にラテンティストを醸しだしつつも、

トータルアルバムとして‘無国籍風’でクールな仕上がりとなっています。

まさに‘ドライな夏アルバム’(陳腐な表現でスミマセン)といった感じでしょうか。

1曲目の疾風感に満ちた「Rover」に始まり、ラストの「朝日のあたる道」までを一つの

トータルアルバムとして考えると、まさに‘夏のトリップ(小旅行)’のBGMとして相応しい

アルバムと言えます!

このアルバム一枚で‘夏の一日’(明け方~夏の夜)を表現しているといえ、ラストの

「朝日のあたる道」でまた次の一日が始まる。そうやって‘夏の日’が続いていく・・・

僕のような‘夏大好き少年オジサン’(笑)には堪らない内容となっています。

特にドライブミュージックとしては、はまり過ぎるくらい‘はまった’アルバムで、1994年の

発売時以来、車のCDチェンジャーに毎年梅雨が明けると同時に入れています。

当時、山をやっていた頃(登山のことです)北アルプスに向かう車の中で繰り返し

聴いたものです・・・と、遠い眼(笑)。エンジンKeyを回すと同時にアルバム(旅)が

始まる・・・そんな演出が堪りません。

巷に溢れている所謂‘夏アルバム’風な「よっ!旦那! 旦那の夏を盛り上げまっせ!」

的な感じではなく「別にアンタの夏を演出するつもりなんてないよ。こっちはこっちで

好きに演っているだけだし・・・」的なクールな感じが堪らなくイイです(笑)。

1990年代の‘極めて’数少ないマスターピースであることは間違いありません。

まさに‘一家に一枚’的なアルバムかも・・・

ここまでの御精読、感謝いたします。

さて次回は・・・

山下達郎 1982年、奇蹟のアルバム‘For you’から「Your eyes」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2008年7月 2日 (水)

Electric Prophet ~電気仕掛けの予言者~  #2

0ac346020ea0356b25c66110__aa240__l 前回の続きです。僕にとってこの曲のもうひとつのヴァージョンは

1985年、TM初の全国Tour(といっても8ヶ所ですが)‘Dragon the

festival tour’のラストを飾ったヴァージョンです。このTourの模様が

翌年1986年の3月にTVでオンエアーされ(なぜか昼間の時間帯だったと思う)、当時

熊本の小さな町に住んでいた僕もその‘恩恵’に与れました。高校卒業後の春休みの

間、録画したビデオを繰り返し観たものでした。

TMがブレイクする前の所謂‘黎明期’のLive映像で(三人とも若っ!)、アルバム

ヴァージョンと異なりバンドスタイルで演奏された(EGはなんと現Bz'の稲葉氏)この曲は

なんといってもアレンジが素晴らしく、宇都宮氏の初々しいVo、木根氏の12弦AG、小室

氏のKeyと、まさに三人の息(絆)がぴったり合った演奏でした。

特に小室氏のkeyは、DX7とOB-8をメイン(マスター)に構えEmulator Ⅱの

サンプリング音源をMIDIでコントロールするという、当時としては最新のシステムでした。

(今と違いシーケンスプレイは少なく、サポートKeyが一人いた)

で、この曲で使用されたピアノのサンプリング音源が僕はとても好きで、現在の洗練

された音色と異なり、当時の技術での荒削りで不完全な音色(低域がゴキュゴキュする)

がたまりませんでした。特にイントロは鳥肌ものです(大袈裟)。

よく、‘黎明期のものは凄い’と言いますが、まさにTMにもこのことが当てはまると

思えるLive映像でした。(Tourでの小室氏のヒラヒラ衣装は今では考えられません)

残念なことに、この映像は現在もDVD化されておらず、僕が録画したビデオテープも

実家に置いてきており、もうかれこれ18年程観れていなかったのですが、ふと思い出して

先日‘You tube’で検索したところ、なんとなんと映像を投稿してくれた人がいて

感涙に咽びながら(大袈裟)鑑賞することができました。

.

これがその映像(Live)です! ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=U8HRPDMiTMU

.

まさに、タイムマシーン(TM)に乗った気分になりました。

.

ここまでの御精読、感謝致します。

さて次回は・・・

オリジナル・ラブのアルバム「風の唄を聴け」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2008年7月 1日 (火)

Electric prophet ~電気仕掛けの予言者~ #1

0ac346020ea0356b25c66110__aa240__l TM NETWORKの1985年のミニアルバム「Twinkle night」に収録さ

れている曲。と、いうよりは初期TMライヴのラストを飾っていた曲で

ファンからの熱い要望でアルバムヴァージョンとして収録されました。

実はこの曲、僕にとっては二つのヴァージョンがあるといえます。ひとつはこのアルバム

ヴァージョンで(約9分に及ぶ大作!)、初期TMの傑作であるのは間違いないでしょう。

全体を通して‘夜’を感じさせるアレンジで、それも‘遠い忘れかけた記憶の中の夜’

のような・・・まるで聴いているうちに‘青く深い夜の底に沈んでいく(?)’様な感覚

を覚える曲です(めちゃ抽象的でスミマセン・・・)

シンプルなコード進行なのに、ここまで美しいメロディを創れる小室氏は流石です。

(dim系のコードが絶妙なところで入ってくるあたりが、たまりません)

次に、僕にとっての二つ目のヴァージョンについてですが、ちょっと長くなるので

続きは次回、「Electoric prophet 電気仕掛けの予言者 #2」で・・・

ここまでの御精読、感謝致します。

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2008年6月18日 (水)

勝手にシンドバット

51096ja4qjl__sl500_aa240_ サザンオールスターズ(以下サザン)の1978年の曲。

今から30年前の6月25日にデビューしたサザンは数え切れない

名曲(迷曲も)と素晴らしいパフォーマンスを残してきました。

この曲をリアルタイムで聴いた僕は、当時小学5年生。姉の‘お下がり’ラジカセ(モノラル) 

でエアチェック(録音)したものを繰り返し聴いたものでした。

初めてこの曲を聴いた時、「何だこれは!これから日本のミュージックシーンは、いったい

どうなっていくのだろうか・・・」と危機的に(笑)思ったものでした(当時から、くそガキ)。

‘ニューミュージック’なる言葉が生まれたてのこの頃、フォークソングからの流れが

変わりつつある頃でした。(中島みゆき、荒井由美 etc...)

そこでこの‘勝手にシンドバット’です。おそらく、僕(くそガキ)だけでなく、当時日本の

多くのリスナーがこの曲を聴いて、打ちのめされたことでしょう。

小さなモノラルラジカセには、とても納まりきれないくらいの激しくエモーショナルな曲調

と訳のわからない唄い方と意味不明(に聞こえる)な歌詞・・・当時、11歳の僕には

とても刺激的でした。

今思うと、日本のミュージックシーンにやって来たいわば‘幕末の黒船’的なバンド

だったのかもしれません。イントロの「♪ラララ~ラララ、ラララ~♪」が鳴り響いた時、

それはまさに‘黒船の大砲’が放たれた時、だったのかもしれません。

その後のサザンの活躍は、僕の稚拙な文章ではとうてい表現できないくらい偉大な

ものだと思います。

そして、あれから30年。今年の夏をもって、サザンは無期限の活動休止期間に入ろう

としています。

僕は熱狂的なサザンファンというわけではありませんが、それでも30年間、僕のその

時々の想い出を演出した‘素晴らしい楽曲’を聴かせてくれたサザンに最後に一言だけ

「長い間お疲れ様でした。そして、ありがとう・・・」

この曲の映像はこちらです ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=ZyqkvvwHJLs

ここまでの御精読、感謝致します。

さて次回は・・・

TM NETWORK の 「Electric Prophet ~電気仕掛けの予言者~」

です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2008年6月16日 (月)

けれど空は青~Close friend~

Yccr00023_2 ASAK(飛鳥涼)の1991年のアルバム「SCENE Ⅱ」からの曲。

昔から彼の創り上げる楽曲は、日本人の心、和のティストを強く感じさせ

る様な、繊細で情緒的なものが多いように思えます。独特の唄いまわし

(ある意味演歌的な?)と転調の多い曲調から、心に留まる曲が多かっ

たような気がします。

そんな彼の‘けれど空は青~Close friend~’ですが、タイトルからして何かを期待させ

てくれる曲だと思います。今までありそうでなかったタイトルかも。

実際のところはサブタイトルの‘Close friend’が示すとおり、彼の古い友人(親友)に

向けられた曲と言われています。

が、初めてこの曲を聴いた時から今でも、内省的な自己完結的な唄に思えてなりません

でした。  友人(親友)に向けての唄というより、‘自分の中のもう一人の自分’

(客観的であったり、独善的であったり、あるときは陰になり、あるときは陽になる)

へ、エールを込めての唄に思えてなりません。

曲のアレンジも秀逸で(編曲 十川知司氏)、サビに向かうやたらと大袈裟なストリングス

アレンジはマニアにはたまりません(笑)。

サビのところの歌詞の、

「手も振らずに別れた 想い出色した夢たち もしも涙で色が消えても けれど空は青」

素敵な言い回しですね。流石、ASKAです。

普遍的な‘心のよりどころ’として「けれど空は青」をとらえると、‘何があっても空の色

は変わらない。良い事があっても 悪い事があっても’ ということでしょうか・・・

結局は自分自身(もう一人の自分も含む)にかかっている。のかな?

梅雨空の下、やがて来る‘青空’を期して聞くのもいい曲かもしれません。

きっとそれは僕が初めてこの曲を聴いたのが6月(発表当時)だったからだと思います。

この曲の映像(Live)はこちらです。

↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=cvu3qcsLdf4&feature=related

です。よかったらどうぞ。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は・・・

サザンオールスターズの「勝手にシンドバット」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2008年6月14日 (土)

お知らせ #2

101870001 またまたお知らせです。(更新でなくてスミマセン・・・)

次回の記事から、取り上げた楽曲の動画映像を添付するようにしたいと

思っております。‘You Tube’の該当楽曲のアドレスを貼っておきます

ので、参照いただけると幸いです。より楽曲のすばらしさが伝われば、と思っております。

出来るだけオリジナルに近い演奏のものを選ぶように心掛けたいと思います。

ただし、PCからのみの観覧可となります。携帯からアクセスいただいている方には

大変申し訳ありませんが・・・(記事は今までどうり観覧出来ます)

過去の記事に関しても、随時その楽曲の動画映像を添付していくつもりです。

例) こんなかんじです ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=RMWXyEHoN88

 

映像が無い楽曲もあるかと思いますが・・・

.

.

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2008年5月26日 (月)

お知らせ

Yamaha20dx720table202 いつも御精読、ありがとうございます。

今回はちょっとお知らせです。

当愚ブログで「2007年4月以前の記事は無いのか?」とのお問い合わせ

をいただきました。一応、2006年10月からスタートいたしておりまして、観覧方法は

サイドバー(右側)の‘バックナンバー’の文字をクリックしていただくと年月別の一覧が

開きますので、そこからお入り下さい。

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2008年5月21日 (水)

(Just like)Starting Over

Photo ジョン・レノン 1980年のアルバム‘ダブル・ファンタジー’からのシングル

カット曲。オノ・ヨーコとの間に生まれたショーンの育児の為、約五年間

主夫業に専念し、音楽活動を休止していた彼の復活作であり、

同時に遺作となったアルバムからの曲。

当時彼は「1950年代のロックン・ロール風に演りたかった」と言っており

タイトなドラム、エッジの効いたギター、シンプルなコードピアノ、グルービー(?)なベース

そして肩の力が抜けた(いい意味で)ジョンのボーカル・・・それらが軽快な、だけど

力強さすら感じられる見事なアレンジとなっています。

音楽活動を再開したジョンが、高らかに「♪Just like strating over ~♪」と歌い上

げるところといい、まるで彼が‘オレの方は、まぁいろいろあったけど今はこんな風にうまく

やっているよ。君のほうはどうだい?’と語りかけてくれているような・・・そんな思いにさせてく

れる曲です。

この曲で「全てをやり直して、また最初から始めよう。きっとうまくいくさ・・・」と唄った彼の

皮肉にも最後の曲(メッセージ)になってしまいました。

1980年12月8日。当時僕は13歳、FMラジオで訃報を初めて聴いたのを今でもよく

覚えています。あれから28年・・・この曲を彼が発表した年齢と同じ年になってしまった

僕は、これまで人生(大袈裟)の節目節目でこの曲を聴き続けてきました。

きっとこれからも聴き続けていくことでしょう。‘なんとかなるさ、きっとうまくいくよ・・・’と。

.

PVはこちら ↓ ↓ ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=E9EeiT55Z6Q

です。

ここまでの御精読感謝いたします。

さて、次回は・・・

ASKA(飛鳥 涼)の「けれど空は青~Close friend」

です。

よかったら覗きに来てください。

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2008年5月14日 (水)

The One

The_one エルトン・ジョンの1992年のアルバム「The One」から同名のシングル

カット曲。このアルバム発表前の彼は、約3年にわたりアルコール依存症

薬物依存症、過食・拒食症、セックス依存症で苦しむという、まさに

‘生き地獄’的な生活を送っていたといわれています。

このアルバムはそれらを克服した後に発表された作品で、名実共に‘復活作’といえると

思います。作詞は彼のデビュー時からの盟友であり、彼の心の代弁者でもあるバニー

パートンです。

すさんだ生活を振り返り、かけがえの無いたった一つのもの(The one)に出会ったことで

救われた、と唄っています。彼にとってのたった一つのもの(人)とは当時交際が噂されて

いたボーイフレンド(!)だったのでは?と言われています。(後に正式にその彼と結婚)

と同時に当時エイズで亡くなった、彼の友人に捧げた曲とも言われています。

曲のほうは、エルトンらしい美しいメロディラインと荘厳なアレンジが見事にマッチして

果てしなく拡がっていく様な、スケールの大きいドラマチックな曲に仕上がっています。

実は、この曲はもう一つのバージョンが発表されてます。それは1995年にシングル

「Believe」のカップリングとして収録されたLiveバージョンで、上記したオリジナルとは

うって変わって、シンプルにPiano一台で彼が熱唱しているものです。

これは同年に行われたWorld Tourからの音源で、来日した際にも演奏されました。

僕もそのコンサートに足を運んだ一人ですが、それはそれは素晴らしい選曲と構成の

コンサートで、全曲をPiano一台で弾ききったものでした。なかでもこの「The One」では

鳥肌が立ったのをよく覚えています。

デビューから40年以上経つ彼には、数多の素晴らしい楽曲がありますが、彼の真の

底力を見せ付けられた曲のような気がします。

誰でも退廃的な、刹那的な(もう自分はどうなってもいい、みたいな)自虐的な生活を

おくった経験はあるかと思いますが(流石にドラッグはマズい)・・・

所謂、‘生き地獄’から生還した者が創った作品には、時として真の意味での‘優しさ’

が宿るのかもしれません。そんな想像をかき立てられる曲と思います。

PV映像はこちら ↓ ↓ ↓

http://yougaku750.blog116.fc2.com/blog-entry-108.html

下のページまでスクロールして下さい。

ここまでの御精読、感謝いたします。

さて、次回は・・・

ジョン・レノンの「(Just like)Strating Over」 です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2007年12月 1日 (土)

クリスマスの奇蹟

45020051122160015190 12月のある日、年末に向けての仕事が立て込んでいた為、ようやくその

日は二週間ぶりの休みの朝を迎えられた。午前11時、休みの朝として

惰眠を貪るには宿命的な時間。僕はようやくベッドから起き街に出た。

陽はまだ上りきっていない、失われてない一日・・・。近くのバーガーショップで極めて

遅めの朝食をとった僕は、ポテトをコーラで流し込みながらバーガーを齧った。

店のガラス越しに見える街の風景は、通りを行き交う人々がまるでせっせと冬支度を

する堅実なリスに見えた。勿論、僕は不誠実で計画性のかけらも無い愚かな

‘夏の日のキリギリス’といったところだが・・・

12月、都会が最も‘街’らしく見える季節。久々の休みの割には、辛うじて思い出した

‘やること’は友人に毎年贈っているクリスマスカードを買いに行くことだけだった。

バーガーショップを出た僕は、行きつけのポストカード屋に向かった。アーケード街に

あるその店は、売れない画廊が客寄せで‘ポストカードも置いてます’といった感じの

店だが、なかなかいい感じで僕は気に入ってよく通っていた。季節がらクリスマス系の

カードが多く適当に物色していると、しばらくして品の良さそうな初老の女性が入って

きた。その女性はいかにも‘ポストカードを選ぶのは初めてです’オーラを出しながら

そわそわした面持ちでカードコーナーをうろうろしていた。しばらくすると並べられた

カードを見ながら、だんだん僕のほうに寄ってきてポツリと「どんなのがいいのかしら・・・」

と聞こえるようにつぶやいた。なんでも、若い人に初めてのクリスマスカードを贈る

のだとか。僕は思わず「こんなのはいかがですか?」と自分が手にしていたカードを

見せた。本当に思わず・・・するとその初老の女性は「あら、いいわねー。やっぱり若い

人に訊いて良かったわ。」と言うと、同じものを手に取りレジへと向かった。

会計を終えて再び僕のところに来て「ありがとう。御蔭で素敵なカードが買えました。」

と言い、去り際に「良いクリスマスを・・・」と添えて店を出て行った。

「良いクリスマスを・・・」自分に向けられた言葉としては初めてだった。しかも何の面識

も無い人から本当に偶然に・・・

店を出て家に帰る途中のすれ違う人々、店頭で流れる聴き慣れたクリスマスソング、

街全体が出すうねりの様な体で感じる音・・・それら全てが等しく、そして幻想とはいえ

愛しくすら感じた。そんな気持ちになったのは本当に久しぶりだった。

ダッフルコートのポケットに手を突っ込んだまま、ふっと見上げた冬空は何処までも

高く、そして澄んでいた。

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2007年11月 7日 (水)

さよならColor

Photo スパーバタードッグの2001年に発表された曲。小泉今日子がカバー

したり、この曲にインスパイヤされた竹中直人が同名の映画を手掛けた

たりと、その影響力を感じさせてくれる曲。作詞・作曲は同バンドの

永積タカシ氏。僕が初めてこの曲を聴いたのは2年前の春で、J-WAVEから流れて

きたのを車の中で聴いた時でした。ちょうど3~4月頃で‘新しい生活を始める人に贈る

曲’みたいなコメントが付いてたと思います。

極めてシンプルな楽器構成と漂うセリフの様な永積氏の歌詞と唄い方とアレンジ・・・

初めて聴く曲なのに、ずっと前から知っていた様な感じがする不思議な曲。

「さよならcolor」。 ‘color’を‘から’ととらえると、よくある‘終わりは始まり’的ソング

に見えます。歌詞も一見すると、それ風だし。しかしながら・・・

「そこから旅立つことは とても力がいるよ 波風立てられることを 嫌う人ばかりで」

「自分を貫くことは とても勇気がいるよ 誰も一人ボッチには なりたくないから」

「でも 君はそれでいいの? 楽がしたかっただけなの?」

「僕をだましてもいいけど 自分はだまさないで」

そして・・・

「サヨナラから始まることが たくさんあるんだよ 本当のことが見えているんなら

その思いを消さないで その思いを僕に見せて」

最初は、よくある‘終わりは始まり’的メッセージソング(不特定多数の‘君’に向けての)と

思っていたのですが最近この曲を改めて聴いて、聴き手それぞれが自分自身の心

の葛藤(自問自答?)の曲としてとらえている様な気がしてきました。

つまり歌詞の‘君=僕’、のような気が・・・聴き手それぞれが、様々な状況(心境)

で聴き、この曲を消化した時‘君=僕’となれるような気がします。

「さよならColor」とは・・・

自分を取り巻く環境(意味の無い悪意も含めて)が、大きく変わった時、変わろうとする時

変わらないといけない時。例えば・・・

進学、就職、転職、転勤、別離、 etc...

その時々に、心に染み入り、そっと寄り添ってくれる曲(もしかしたらもう一人の自分)

かもしれません。

「さよならColor」から、それでも生活(Life)は続いていき、その時々で起きることは

きっと‘偶然’ではないのかもしれません。そんな思いにさせてくれる曲です。

これまでの御精読、心より感謝致します。

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2007年11月 3日 (土)

Little Wing

55987 スティングの1987年のアルバム「Nothing like the sun」からの曲。

オリジナルはジミ・ヘンドリックスの名曲です。世の中には所謂

‘カバー曲’と言われる様々な曲がありますが、僕にとっての

‘名カバー曲’はこの曲にとどめを刺します。よく、曲を聴いて色んなイメージや

情景を思い浮かべることがありますが、この曲ほど、‘ある風景’をイメージさせて

くれる’という点に秀でた曲は無い様な気がします。その‘風景(情景)’とは・・・

「夕暮れ時、強風が吹きつけるだだっ広い荒野に一人ポツンと立っていて、フッと

空を見上げると、おびただしい数の雲(明日をも知れぬ思いを乗せた様な雲)が

凄いスピードで視界を通り過ぎて行く。時々雲の切れ目から、まるで微かな希望

の様な最後の夕陽が放たれる・・・」 ちょうど今から20年前の今頃(発売当時)、

当時二十歳の僕は、夕暮れにバイト先に向かう途中、そんなイメージを頭の中で

膨らましながら(人はそれを妄想と言う‘笑’)原チャリを走らせたものでした。

とにかく、スティングのボーカル、ギル・エバンスのギターアレンジと勿論、オリジナル

の素晴らしさも相まって、まるで昇華していく様な感じにすらさせてくれる(危ないね)

曲の様な気がします。勿論これは、いつものような僕の勝手な解釈ですが・・・

アルバム自体も本当に素晴らしく、当時‘10年後も語り継がれてるであろうアルバム’

と評された程でした。僕にとっては、10年どころか20年間聴き続けているアルバム

です。まさに、秋の夜長(言い回しが古いですね)に聴くに相応しいアルバムと思います。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は・・・

Super Butter Dog の「さよならColor」です。

よかったら覗きに来てください。

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2007年10月30日 (火)

見上げてごらん夜の星を

4685 1963年の同タイトルの映画の主題歌。勿論、坂本九の44年前の曲。

作曲は いずみたく氏、作詞は 永六輔氏の当時の黄金コンビ。

数多くのアーティストにカバーされてきたこの曲は、それぞれの時代背景

が浸み込んだバージョンが生まれてきました。なんせ44年前の曲ですから・・・

最近(でもないか・・・)では1992年のドラマ「ポケベルが鳴らなくて」(!)で主演の

裕木奈江が、なぜかパリの公園で歌ったことからサクセスストーリーが始まる、

という使われ方がされました。 歌詞は下記のとうり。

  上げてごらん 夜の星を
   ぼくらのように 名もない星が
   ささやかな幸せを 祈ってる

 B 手をつなごう ぼくと
   追いかけよう 夢を
   二人なら 苦しくなんかないさ

曲はAメロを2回、Bメロを1回、再びAメロを2回という極めてシンプルな構成。

高度経済成長期真っ最中の頃のこの曲は、その頃の他の所謂‘ヒット曲’同様、国民

皆が口ずさみ愛されていた曲と思え、そのことに想いを馳せるだけでもなんだか

温かい気持ちにさせてくれます。僕は昔からこの曲のイメージ(特にAメロの歌詞)

が‘団地やマンション、小高い丘から見える街の夜景’を連想してしまいます。

‘星’の光と夜景の‘窓の灯り’のイメージがシンクロして、それぞれの光の下で

それぞれの人々の暮らし(生活)があるんだなー・・・と、なんとなく優しい気持ちに

させてくれる、そんな曲のような気がしてなりません。実際は‘窓の灯り’の下で

壮絶な夫婦喧嘩が繰り広げられていたりして(笑)。

ここまでの御精読、感謝いたします。

さて次回は・・・

スティングの「Little Wing」です。

良かったら覗きに来て下さい。

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2007年10月28日 (日)

アンパンマンのマーチ

Photo 絵本「アンパンマン」のアニメ化に伴い1988年(意外と新しい)発表の曲。

作詞は原作者のやなせたかし氏、作曲は三木たかし氏 の作品。

幼年期に絶大な人気を誇るアニメシリーズといえ、このテーマ

曲も、今や大人も子供も知らない人はいないのでは?とすら思える曲です。

計算しつくされた(勿論、いい意味で)メロディは、マーチのリズムをとることにより

小さい子供が覚えやすく、好感が持てるような(マーチのリズム自体が母体の心拍リズム

との説もあり)曲調で、1~2歳の子供でもこの曲を聴くと自然と手拍子を叩きたくなる

メロディだと思えます。事実、そのような場面を数多くみてきました。生まれて初めて

覚えたメロディ(敢えて‘曲’とは表現しません)というチッビ子も多いのでは・・・

歌詞のほうも、やなせたかし氏のこの作品に対する思い入れが感じ取られ、一般的

な‘ほんわか’したアンパンマン像に、より深い啓示が込めらている様なきがします。

  そうだ、うれしいんだ生きる喜び
  たとえ胸のキズが痛んでも
  なんのために生まれて、なにをして生きるのか?
  答えられないなんて、そんなのはイヤだ

  忘れないで夢を こぼさないで涙
  だから君は飛ぶんだどこまでも
  そうだ、恐れないでみんなのために
  愛と勇気だけがともだちさ
  ああアンパンマン
  やさしい君は 行けみんなの夢守るため

上記はその歌詞の一部です。チビッ子にメチャ直球を投げてます。大真面目に。

アンパンマンのキャラ(ストーリーも)自体が、極めて日本的なヒーロー像として

描かれているように思え、従来のイケイケ・どんどんな‘悪を倒す!’的な描き方

ではないような気がします。とりあえず、いつもバイキンマンにも第一声は「やめるんだ!

バイキンマン!」ですし・・・

暇な時(失礼!)はパトロール、困った人がいれば身を挺して助け、お腹が空いた人には

自らの顔をちぎって与え・・・もう、宗教の領域まで行っちゃてます。

この一見、自己犠牲とも思える振る舞いが、‘アンパーンチ!’ ‘アンキーック!’を

繰り出しているだけの‘見かけだけ強さ’で終わっていないヒーロー像に深みを与えて

いるような気がしてなりません。‘真の強さとは?’これをテーマにした作品も多く

シリーズの中に有るような気がします。そして今も昔も変わらず、子供が幼稚園

もしくは保育園の様な所謂‘集団生活’に入った時に初めて教わるのはきっと・・・

    「みんな、なかよく」

以前、僕の子供がTVでアンパンマンを見ていてポツリと、こうつぶやきました。

「アンパンマンて大変だね」

アンパンマンの愚痴や泣き言は想像できない、やっぱり孤高なヒーローなのかな?

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は・・・

坂本九の「見上げてごらん夜の星を」です。

よかったら覗きに来て下さい。

 

                                                                

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2007年10月20日 (土)

おやすみ

Photo 井上陽水の1973年のアルバム「氷の世界」のラストを飾る曲。

日本音楽市場初のミリオンセラーアルバムであり、所謂フォークソング

のカテゴリーを遥かに越えた、名実ともに‘モンスターアルバム’といえる

作品とだ思います。僕がこの曲(アルバム)を初めて聴いたのは、忘れもしない1984年

(高2)の春に、中古レコードとして入手した時でした。当時、猿以下の脳みそしか持ち合わ

せていなかった僕は(今も大して変わらない)、このアルバムに凄まじい衝撃を覚えたもの

でした。アルバムの感想に関しては長くなるので今回は割愛させていただきますが・・・

当時の歴史的背景として、所謂‘学生運動’が1969年の「東大安田講堂、最後の時計台

放送」後の機動隊突入で終幕を迎えて(あくまでも表面上)から3年後・・・

当時、学生運動に参加していた人の‘疲れを癒した’と言える曲がたくさん生まれた

頃とも言われてます。‘モンスターアルバム’のラストを飾るこの「おやすみ」は

シンプルなアレンジと簡潔な歌詞に、凄まじい‘啓示’を感じさせてくれる曲かも。

曲はイントロでA・Pianoが‘心の緊張をほぐす’様な滑り出しで始まり、余韻に満ちた

エンディングで終わります。  以下、歌詞を・・・

      あやとり糸は昔 切れたままなのに

      思い続けていれば 心がやすまる

      もうすべて終わったのに

      みんなみんな終わったのに

      偽りごとの中で 君を確かめて

      泣いたり笑ったりが今日も続いている

      もうすべて終わったのに

      みんなみんな終わったのに

      深く眠ってしまおう 誰も起こすまい

      暖かい毛布で からだを包もう

      もうすべて終わったから

      みんなみんな終わったから

そこには‘勝者’もいなければ‘敗者’もいない。

「終わった」という表現も‘END’という解釈をさせずにすむように・・・

あくまでも余韻を残してのアレンジが、この曲とアルバムを

締めくくっている様な気がします。

よく‘終わりは始まり’的な歌詞は、他にも世に存在する曲で

よく見掛けますが、それが‘無意識のうちに心に届いている’曲は

そうそうは無いような気がします。

ここまでの御精読、感謝いたします。

さて、次回は・・・

「アンパンマン マーチ」です。

よかったら覗きに来てください。

 

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2007年10月 7日 (日)

故郷(ふるさと)

4 この曲の原作者等に関しては、デリケートな問題がありますので今現在

の歴史的事実のみを述べるに留めさせて頂きます。

1914年、当時の尋常小学校唱歌として発表された曲。恐らく曲として

知らない人はいないのでは?と思えるぐらい日本人の心の底に眠っている曲かも・・

しかしながら、それ程の曲なのに所謂‘オリジナル音源’が存在しない稀な曲といえます。

勿論、童謡やわらべ歌の多くに‘オリジナル音源’は通常存在しないものですが・・・

‘日本人の心の歌’とも言えるこの曲は、今までみんなが幼年の頃記憶に‘刷り込まれた’

曲だと思います。歌詞も‘うさぎ追いし、かの山 小鮒釣りし、かの川’とあり、かの川

かの山、と特定の川、山を指さないことにより、誰もがそれぞれの心の中の‘ふるさと’

を連想することが出来た様な気がします。仕事柄、高齢の方と接することが多く、よく

レクレーションの一環でこの曲を歌うことが多いのですが、歌いながら涙を流す方を多く

見掛けてきました。‘音楽は記憶に基づく’端的な例だと思います。 恐らくそれは

郷愁という記憶の・・・その方々にとってはリアルタイムの記憶で、曲自体が当時の

リアル世界を表現したものだったのでしょう。ほんの数分、いや人によってはイントロだけ

でも‘人に涙を流させる’ことができる‘音楽’の底力を感じさせる曲かもしれません。

しかしながら、若い世代(僕らも入れていただけると幸いです・・・笑)にとっては

いまひとつ現実味がない曲かもしれません。辛うじて、僕は九州の山奥の生まれなもので

イメージは沸きます。さすがに‘うさぎ追い’はしませんでいたが(笑)。

もしかしたら童謡‘故郷(ふるさと)’自身が、日本の古き良き‘ふるさと’像を産み続けてい

るのかも・・・と勝手な解釈をしてしまいます。そして、最後に一つだけ・・・全歌詞を。 

       

         兎(うさぎ)追いし かの山
         小鮒(こぶな)釣りし かの川
         夢は今も めぐりて
         忘れがたき 故郷(ふるさと)

         如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは)
         恙(つつが)なしや 友がき
         雨に風に つけても
         思い出(い)ずる 故郷

         志(こころざし)を はたして
         いつの日にか 帰らん
         山は青き 故郷
         水は清き 故郷

こうして見ると、文体や表現を今風に解釈すると、さほど今の時代の‘故郷を想う気持ち’

と変わらないような気がしてなりません。

もし僕達が高齢になった時、いったいどんな曲で涙するんでしょうか?

ケアしてくれる若者は、どんな曲を選曲してくれるのでしょうか?

曲によっては、かえって不穏になったりして(笑)

ここまでの御精読感謝いたします。

さて次回は・・・

井上陽水の「おやすみ」です。

よかったら、覗きに来て下さい。

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2007年9月20日 (木)

Tomorrow's affair

41kx ザ・スクェアの1980年のアルバム「Rockoon」より。当時、ドラマの主題

曲にもなった曲。当時から日本のフュージョン界の草分け的存在だった

バンドですが、彼らがブレイクする前の所謂‘黎明期’のアルバムと思い

ます。そんな彼らの初期の名スローナンバーと言えるこの曲は、大きく二つの顔を持つ

曲で、前半のマイナー調な出だしから後半のサビの部分に掛けてのメジャー調に転調

する辺りなんか、絶妙で鳥肌ものだと思います(ちょっと大袈裟かな?)。

イントロのA・Pianoの囁くような出だしから、フレットレスBassとEGとStringsが前半の

アンニュイな曲調を演出しており、まるで薄暗い夕暮れの中に身を委ねている様な・・・

そんな感じすらします。サビに入る前の、パイプオルガン調のキーボードとフラットレス

BassとSaxの掛け合いのところは、まるでこれから来る‘メジャーKeyへの転調’を暗示

しているみたいに思えてなりません。そして後半サビの部分で一気にメジャー調へ曲が

ダイナミックに転調していきますが、それはまるで前半の‘薄暗い夕闇’の中で雲の

切れ目から、最後の夕陽が射してきた様な気にさえさせてくれる曲展開と思えます。

「Tomorrow’s affair」、うまいタイトルを付けたものです。

なんか抽象的な表現ばかりでスイマセン・・・

ここまでの御精読、感謝致します。

さて次回は・・・

童謡「故郷(ふるさと)」です。

よかったら覗きに来て下さい。

 

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2007年9月 8日 (土)

いつか風になる日

Photo 元ちとせの2003年のアルバム「ノマド・ソウル」からのシングルカット曲。

ちょうど2003年9月の今頃、auのCMソングとして使われていました。

初めてこの曲をフルで聴いたのは当時、夜勤明けの仕事帰で、行き付

けのレコード店(CDショップと呼ぶのが相応しいか・・・)でした。その時、曲の途中で思わ

ず涙ぐんでしまったのを覚えてます。その時はなぜだかわからなかったんですが、アルバ

ムを手に入れ聞き込んでいくうちに‘この曲は凄い!’との想いが強くなりました。

元ちとせのボーカルも、勿論素晴らしいのですが、特筆すべきは作詞作曲の岡本定義氏

と編曲の羽毛田丈史氏の才能でしょう。まさに‘神がかり的’な曲だと思います。

どうやったらこんな曲が書けるのか?と畏敬の感すら覚えます。

詩の方も「何故に陽炎はゆらめいて黄泉へと誘う澪標(みおつくし)か」とのっけからきて

まして、「幾千のの月日を波がもてあそぶ」、「大空を花が埋め尽くすように 海をもっと

もっと抱きしめてあげる」、そして「やがてきっときっと永遠は刹那に去って、だけどずっと

ずっと此処にいてあげる ただ風が吹いている」と結んでいます。

僕の勝手な解釈ですが、曲自体が‘自然に対する畏敬’や‘生の儚さ’そして・・・

‘全ての物事に対する愛しさ’に満ちている様な気がします。弱っている時などに聴くと

‘心の柔らかいところに触れられた’、そんな感じにさせられます。

最後に・・・僕は最近この曲が「千の風になって」のアンサーソング(カウンターソング)

に思えてなりません。

ここまでの御精読感謝致します。

さて次回は・・・

ザ・スクェアの「Tomorrow’s affair」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年9月 5日 (水)

瑠璃色の地球

Supreme 松田聖子の1986年のアルバム「SUPREME」のB面ラストを飾る曲。

彼女が結婚、休業後に復帰して初の作品。当時、シングルカット曲でも

ないのに、ラジオ局にリクエストが殺到した曲としても有名です。

僕もこの曲を初めて聴いたのはラジオからで、浪人生活を送っていた同年(1986年)でし

た。その後エアチェック(懐かしい響きですね)して繰り返し聴いたものでした。別に

松田聖子のファンではなかったのですが、以前から彼女の楽曲は大御所の作曲家達が

こぞって(?)参加しており、素晴らしい出来の物が多かったと思います。

そんな中、この曲の作曲は当時としては比較的無名(失礼!)な平井夏美(これはPNで

本名は川原伸司氏)が担当してました。作詞はもちろん大御所、松本隆氏です。

壮大で包み込むようなアレンジと、穏やかだけど力強い曲調。そしてお約束の歌詞!

のっけから「夜明けの来ない夜はないさ、とあなたはポツリ言う」ときて「朝日が水平線か

光の矢を放ち二人を包み込む」など、曲と歌詞が見事にマッチしていると思えます。

当時、‘夜明け前の二人だけの海で聴きたい曲’として皆、カーステレオでこぞって流して

いたらしいですが・・・

僕としては夜明け前でなく‘夜中にやがて来るであろう朝(未来)を待ちながら一人で聴く’

曲のような気がしてなりませんでした。おそらくそれは僕が当時孤独な浪人生だったから

でしょう・・・(笑)。歌詞の最後の方では「地球という名の船の誰もが旅人」や

「一つしかない私達の星を守りたい・・・」と人類愛の領域まで行っちゃってます。

‘この曲をカバーしたい’と思う女性アーティストは多いとのこと。ちなみに中森明菜も

カバーしてます。たしか2~3年前だと思いましたが。

最近ですが、この曲が合唱曲としても有名だということを知りました。‘翼をください’や

‘夜空のムコウ’など、合唱曲や音楽の教科書に取り上げられる曲は、人(みんな)が

それらの曲を選んでるのではなく‘曲自体が、その宿命(大袈裟かな)をもって人に選ばせ

ている’ように思えてなりません。この「瑠璃色の地球」も、もしかしたらそんな曲かも・・・

ここまでの御精読感謝致します。

さて次回は・・・

元ちとせの「いつか風になる日」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年9月 3日 (月)

ジョビ・ジョバ(Djobi,Djoba)

415_2 フラメンコ音楽を基調に、Rock,Popsのテェイストを加えて

‘ワールド・ミュージック’なる言葉を生み出したといえるジプシー・キング

スの1987年の曲。同年に開局したJ-WAVEは、その‘ワールド・ミュ

ージック’を好んで選曲しており、1990年代初期には実にいろんな‘ワールド・ミュージッ

ク’が聴けたものでした。(今ではJーWAVEも随分変わりましたが・・・)

さて、この曲はその頃かなりヘビーローテーションで流れており「♪ジョビ・ジョバ!」

のフレーズは皆さんも、きっとどこかで聞いたことがあると思います。

今回は「Best of Gipsykings」(ジャケット写真参照)からのバージョンを紹介いたしま

す。他にもいろいろなBestアルバムが出ていて、僕も3枚程聴いたのですが、このアルバ

ムが一番‘生’の「ジプシー・キングス」ぽかったです。というのも、このアルバムはレコー

ディングというよりは、まるで仲間が集まりフラメンコギターをかき鳴らし、皆で合いの手を

入れながら好き勝手に演奏している(もちろん、素晴らしい演奏です)のを‘こっそり録音

しちゃった’的なところがいい!       しかしながら、個人的には・・・・1992年の

このアルバムを買った頃、なぜか悪友達とアパートの一室で‘焼肉’をする際に好んで

このアルバムを聴いていたこともあり,僕の中では‘焼肉ソング’(笑)と化していました。

もちろん、この曲が持つ‘疾走感’はドライブのお供にもぴったりです(?)。

ここまでの御精読感謝致します。

さて次回は・・・

松田聖子の「瑠璃色の地球」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年8月24日 (金)

Moon

888 ジョージ・ウィンストンの1980年の曲。

ニュー・エイジ・ミュージック(癒し系音楽)と評されることが多い彼の音楽

はインストの域を超えたものと思います。彼の故郷モンタナの四季の自然

をピアノ一台で表現した四部作のうち、アルバム「オータム」からの曲。

実は、僕がこの曲をはじめて聴いたのは1985年の秋で、それはラジオ、オールナイトニ

ッポンの二部(パーソナリティ上柳昌彦、月曜AM3:00~)で番組の途中でCM代わりにこ

の曲がワンコーラス流されていました。AM4:00頃(魂の暗闇時間)この曲が流れている

時、ふっと窓の外を見ると下弦の月がポッカリ夜明け前の夜空に浮いている・・・

そんな情景を思い出します。

もっともこれが、ジョージウィンストンの「Moon」という曲だということを知ったのはその後

(2年後)でしたが・・・

「Moon」はこのアルバムのなかでも、なぜか‘和’ティストを感じさせる曲だと思います。

‘日本の月夜’を醸し出すアレンジは、彼が日本の伝統音楽にも造詣が深いことから

読み取れるような気がします。(事実、四季4部作以外のアルバムで「五木の子守唄」を

カバーしている)‘夜空をひとりぼっちの月がトボトボ歩いている’‘振り返ると月がいつまで

もついて来る’そんな情景を勝手に思い浮かべてしまう曲のような気がします。

ピアノ一台でそこまで表現してしまう、まさに‘ピアノの抒情詩’といえるかも・・・

ここまでの御精読感謝致します。

さて次回は・・・

ジプシー・キングスの「ジョビ・ジョバ!」です。

よかったら、覗きに来て下さい。

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2007年8月22日 (水)

A memory of majorca

5648_2 日本におけるラテンフュージョン・ジャズ音楽の第一人者、松岡直也の

曲。オリジナルは1978年のアルバム「Majorca」に収録されていますが

初期のベストアルバム「九月の風~September wind~」としての方が

現在では入手しやすいかも。現在70歳(!)の彼の功績は猿以下の僕が語るには2億

時間かかるくらい(笑)偉大だと言えます。20年ほど前、「ハートカクテル」のイメージアル

バム(適切な表現か自信がありませんが)を手掛け、その名がメジャーになりましたが

その懐の深さは驚嘆に値します。さて、この曲はそんな彼の29年前の作品ですが、僕が

聴き込んだには19歳の頃でした。アルバムタイトル「九月の風」が示すように彼の‘それ

っぽい曲’が多く収録されていますが、この曲はもろ‘九月の風’を感じさせてくれます。

ラテンティストはもちろん、何処となく物悲しく、アンニュイなアレンジは見事です!今でも

この曲を聴きながら車を走らせていると、何もかも捨てて(大袈裟)そのままR135あたり

を疾走(実際は渋滞かも)したい衝動に駆られてなりません。特にこれからの季節は・・・

‘透きとおった風、どこまでも高い空、そして誰もいない海・・・’一人の自分に酔うには

ピッタリの曲かも。

ここまでの御精読感謝いたします。

さて次回は・・・

ジョージ・ウィンストンの「Moon」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年8月21日 (火)

アビイ・ロード

Photo ザ・ビートルズの実質上のラストアルバム。1969年の作品。

偉大なる作品に関して、感想を述べるの臆がましいのですが・・・何とか

書いてみます。

僕がこのアルバムと出合ったのは1985年(僕等が年!)の8月でした。高3の受験生にも

かかわらず、勉強をせずバンド仲間と罪を重ねていた頃(犯罪を犯してたわけじゃないで

すよ)、18歳の夏の終わりを演出するアルバムとなりました(大袈裟かな?)

特にアルバムのB面(懐かしい響ですね)、これはもう奇跡としかいえない曲構成といえ、

‘どうやったらこんなアルバムが作れるのか?’とあの渋谷陽一氏をして言わしめた程

の内容と言えます。僕にとってB面は‘夏の夕暮れ’に聴くにはまさにうってつけの曲

ばかりだと思います。「サン・キング」イントロの虫の声SEや「シー・ケイム・イン・スルー

ザ・バスルームウィンドー」のキラキラしたギターリフが‘夏の夕陽の最後の輝き’を表現

している様に思えてなりません。そしてなんといっても圧巻はラスト3曲(?)の「キャリー

ザット・ウェイト」「ジ・エンド」「ハーマジェスティ」です。詩の内容は僕の稚拙な表現力では

うまくお伝えする自信がないので割愛しますが・・・かなり深く、重いです。

ただ、最後に一つだけ。「ジ・エンド」の訳詞がライナーノーツで‘結局のところ・・・’となって

たのは当時の僕には、とてつもなく救いでした。「THE END」じゃなくてね・・・

そして、「ハーマジェスティ」の余韻を残しての終わり方。(尻切れトンボ、と揶揄されること

もありますが)それはまるで‘さあ、この続きは君達で創り上げてくれ’と言わんばかりに

思えてなりませんでした。なんといっても当時、ぼくは18歳だったのでそう思えたに過ぎな

いかもしれませんが・・・‘夏大好き少年オジサン’の僕としてはこの時期になると聴かずに

いられないアルバムの一つです。

ここまでの御精読感謝致します。

さて次回は・・・

松岡直也の「A memory of majorca」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年8月 4日 (土)

夏陰

Auck19009 スガシカオの2005年の曲。アレンジといいい曲展開といい、まさにスガシ

バラードの真骨頂といえる曲だと思います。すでに‘夏の終わりの定番

ソング’との声も聞かれますが・・・しかしながら僕は初めてこの曲を聴い

た時から、何か引っ掛かるものがありました。最近になって、ようやくぼんやりとですが

イメージできてきたんですが、この曲は単に‘恋の終わり’を表現しているというよりは

‘生の危うさ’や‘生きることの儚さ’を唄っている様な気がしてなりません。

それは「ずっと同じ日々が願わなくても続いていくと思っていた」や「僕達が生きていく理由

なんてきっとちぽっけな答えしかない気がするんだ」そして「もし叶うならどんな願いを選ぶ

と思う?ずっと思い巡らしていたら足下までもう夜が来ていた」・・・これらの歌詞が僕は

どうしても‘死は生の対極ではなく、その一部として存在している’(by村上春樹)を思い

浮かべてなりませんでした。‘足下まで来ていた’のは‘夜’ではなくて・・・

そういえばスガシカオも村上春樹フリークとのことを最近知って驚いたりしましたが。

もちろん、これは僕の勝手な曲解釈にすぎませんがね・・・

スガシカオは「踏み潰した‘かかと’を 履きなおしたら タメ息を飲み込んで歩き

出そう」と歌詞の途中で言ってます。僕はこれがこの曲の‘結び’に思えてなりません。

ここまでの御精読感謝いたします。

さて次回は・・・

ザ・ビートルズのアルバム‘アビイ・ロード’です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年7月25日 (水)

Summer Jam 95

Single11 スチャラダパーの1995年夏の曲。1995年の夏といえば記録的な猛暑

で、35度以上の日が10日以上続いたこともあった夏でした。‘夏大好き

少年オジサン’な僕には(その当時はまだオジサンでもなかったかな?)

たまらない年でした。さて、そんな時タイムリーにリリースされたこの曲は

当時のJラップ、ピップホップシーンを一躍メジャーにしたと言えるかも。

ダラッとしたアレンジに絶妙な歌詞が乗っかってるのですが、これがまた

本当に夏の昼下がり(言い方が古いですね)にピッタリで、歌詞というよりも‘夏好き少年

(青年?)の一日の過ごし方’を、ただダラダラ語っている、といった感じです。これはもう

実際に聴いていただかないとうまく伝わらないのですが、思わず‘そうそう!’と膝を打ち

たくなる歌詞が目白押しです。「解ってんのに、炎天下に全然意味無く、家出たりして」

「ふっと外見ると、子供真っ黒!アイス食ってんの」や「なーんて言いながら、夏用の

テープとかはしっかり作るのよ、サマージャム95とか、必ず直球のタイトルつけちゃて」

などなど・・・今聴いても思わずニヤリとしてしまう曲です。当然、僕の夏用のMD(さすがに

テープではない)にも入ってます(笑)。ちょっと大袈裟ですが夏のマスターピース的曲と

いえるかも。なんせ、本当に‘夏大好き少年オジサン’なもので(笑)。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて次回は・・・

スガシカオの「夏陰」です。よかったら覗きに来て下さい。

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2007年7月 4日 (水)

ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」

Photo_6 19世紀の作曲家、ドヴォルザークによる交響曲。

中学1年頃だったと思いますが、音楽の時間で「レコード鑑賞」なるもの

があり、‘なんてイカした(死語)曲なんだ’と思ったのが初めてだったよう

な気がします。レーコードの帯に書いてあった「from the new world~新世界より~」

このタイトル(?)にもグッときたものでした。第二楽章は小学生の頃から下校時に流れて

いたり、なぜか林間学校(懐かしい響きですね)のキャンプファイヤーの点火時にも流れ

ていたりして、妙に情景にはまっていた覚えがあります。後から知った事ですが第二楽章

のメロディに歌詞をつけ「家路」というタイトルで発表されたことがあったとのことで、下校

時の謎は解けましたが、キャンプファイヤーの謎は今だ解けていません(笑)

そしてなんといっても第四楽章です。のっけから映画「ジョーズ」を思わせるイントロ(?)、

主旋律を高らかにホーンセクション(?)が吹き上げ、ドラマチックなアレンジにただただ

圧倒されたものでした。(クラッシク好きの人が見たら怒られるような稚拙な表現でスミ

マセン・・・)なんか、曲自体が‘決意’に満ちているというか、襟を正してくれるような曲

というか・・・僕にとってはそんな曲です。恐らく、ドヴォルザークが意図したものとは全然

違うと思いますが。

なんといっても‘ただの音楽好き’なので、高尚な表現は苦手です(笑)。

ここまでの御精読ありがとうございます。

さて、次回は・・・

スチャラダパーの「Summer Jam 95’」です。

よかったら覗きに来てください。

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2007年5月22日 (火)

シークレット ストーリー

Photo_5 今回は初のアルバム全体を通しての感想です。

パット メセニーの1992年のアルバム。ジャケットを見ただけでも

‘ジャケ買い’したくなるような、色んなメッセージが込められている様な

デザインだと思います。彼の全作品の中でも特別な位置づけだともいえるこのアルバム

は、オーケストラを含む延べ80人のミュージシャン達が参加し、曲の方もバラエティ

に富んでおり、いわゆる‘インスト’(かなり乱暴な言い方ですが)の域をはるかに超えた

壮大なアルバムと思います。それは聴き終わった後(聴きこんだ後)、まるで架空の一人

の人生を描いた映画を観た様な気にさせてくれる一枚と言えます。そんな点から見ても

サラリと聞き流せるタイプのアルバムではないかもしれません。特に全14曲の後半5曲

は重いです。とてつもなく重いです。‘暗い’ではなく重いです。それはまるでアルバム

終盤で「人生はパッピーエンドな事ばかりではないかもしれない、辛く、しんどい事ばかり

かもしれない。それでも僕達は生きていく」と静かに、重く表現してるように思えます。

‘イケイケどんどん’的な人生応援歌(曲)ばかりが僕達の心に響くとは限らないような

気がします。

僕の勝手な解釈ですが、ようやく僕らの世代の為の鎮魂歌(レクイエム)

が生まれた様な気がしてなりません。本当に、このアルバムに出会えて良かったと

思っています。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は・・・

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です。

よかったら覗きに来て下さい。

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2007年2月28日 (水)

時刻表

Kann 中島みゆき の1982年のアルバム「寒水魚」からの曲。

実は、前回から更新に時間が掛かったのは、この曲に関する考えが

自分の中でうまくまとまらなかったからです。と、軽く言い訳・・・

初めてこの曲を聴きこんだのは中3のこの時期(2月)でした。

ものすごくシンプルなアレンジに歌詞が寄り添っている、そんな感じの

曲。いや、むしろ歌詞というより‘詩’の朗読に近いかも。

街(町)に生きる人々の情景を淡々と断片的に描いている。ときには

シニカルに。中島みゆきが詩を創り唄っている、というよりはむしろ

‘詩’自体が一人の人格を得て、語っている様な気にさえなる曲です。

ここでは敢えて歌詞(詩)の一部などを取り上げたりはしません。

むしろ出来ないといった方がいいかもしれません。

歌詞(詩)の一行一行が繋がっていて全体として‘ひとつ’になっている

様な気がするからです。そこから僕がようやく最近感じ取ったことは・・・

‘それでも、僕(私)達は生きていくんだろうな’というイメージです。

初めてこの曲を聴いて25年、最近やっと自分なりにこの曲を消化

出来たような気がします。あくまでも‘自分なりに’ですけど・・・

ここまでの御精読感謝致します。

さて、次回は・・・すみません、一回だけわがままをお許し下さい。

「僕にとって音楽とは・・・」というテーマで書かせてください。

もし、よかったらまた覗きに来てください。

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2007年1月15日 (月)

Cavatina

Photo_3 映画「ディアハンター」1978年のサントラからタイトル曲。

映画自体はベトナム戦争が題材。(あまりにも深いので内容は割愛致します)

作曲はスタンリー・マイヤーで、ギター演奏はジョン・ウイリアムス(同名の作曲家とは別)

誰もが一度は耳にしたことがある曲だと思います。美しい旋律とシンプルなアレンジ・・・

が、なぜか私にとってはこの曲を聴くと4~5歳の頃、‘春’の陽だまり公園(?)で遊んでい

る姿を思い出します。4~5歳の頃は1971年頃、つまり曲が発表される前・・・不思議です。

おそらく、曲のイメージが自分にとってその頃の情景にあまりにもマッチしていた為

無意識のうちに追体験として刷り込まれたのかもしれません。22歳の頃、この曲が

1978年の曲だと知ったときは愕然としました。まさに‘音楽は記憶にもとずく’

といったところでしょうか。映画とはまったく関係が無い思い出ですが・・・

本当にすごく穏やかで、優しい気持ちにしてくれる曲だと思います。

ここまでの御精読、感謝致します。

さて、次回は

中島みゆきの「時刻表」です。

よかったら覗きにきて下さい。

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2006年12月12日 (火)

ホワイト クリスマス

Photo_2 ビングクロスビー、1954年の同名映画からのタイトル曲。

世界で最も売れた曲で同時に、数多くのカバーも生まれた曲。

子供の頃(もしかしたら今も・・・)12月に入るとなんとなくドキドキワクワク

そんな気持ちを演出してくれたのがクリスマスソングだったと思います。

「赤鼻のトナカイ」 「サンタが街にやってきた」 「ジングルベル」 etc・・・

物心ついた頃からこの時期になると僕の頭の中で響いていた曲達。

そして「ホワイトクリスマス」

クリスマスのワクワク感は、きっと万国共通。いにしえの昔から。

マスターピース、スタンダートナンバー・・・この言葉はこの曲の為にあるのかも。

殺伐なこの不確かな世界で、ちょっとだけ温かい気持ちになれるこの時期

のBGMとして、またこれからもずっと聴き続ける曲でしょう。

‘メロディーは記憶に基づく’ この言葉を端的に表した曲かもしれませんね。

ここまでの御精読感謝致します。そしてちょっと早いけど

Happy Christmas!

次回はジョン・ウイリアムスの「Cavatina」です。映画‘ディアハンター’のタイトル曲。

よかったら覗きに来てください。

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2006年12月11日 (月)

生まれくる子供達のために

Toct25639 オフコースの1979年のアルバム「Three and Two」からの曲。

タイトルからして仰々しさを醸し出しているといえますが、個人的には逆に

アレンジ等はシンプルだし、歌詞も簡潔だと思います。聴き込んだのは中一

の頃(1980年)でした。ローズピアノのリバーブが、まるでだだっ広い

草原に一人で立っている様な感じにさせてくれる曲の様な気がします。

ただ歌詞に関しては簡潔な故に、逆に難解な部分もあるといえます。

というのは‘生まれくる子供達のために、何を語ろう’という問いに関して

の答えは歌の中には無いような気がします。まるでヒントを与えてくれて

答えは聞き手側しだい、といったところでしょうか・・・陳腐な言葉ですが

人類愛的なところまでいってしまうような、想像力をかきたたせる曲かもし

れません。僕も二児の父となった今でも、この問いの答えは見出していませ

ん。きっと・・・

ただ、数多くの邦楽アーティストにカバーされてきた(佐藤竹善のバージョ

ンは有名)事実が何かを物語っているような気がします。佐藤竹善氏いわく

‘この曲は21世紀に語り継ぐべき曲’と95年にコメントしています

今ではこの曲を聴くと時々、目頭が熱くなることがあります。単に僕が年を

とって(そんな歳でもありませんが)涙もろくなったからかもしれませんが。

もしかしたら、それが答えだったのかもしれませんね。

ここまでの御精読感謝致します。

さて、次回は・・・

タイムリーなビングクロスビーの‘White christmas’です。

よかったら覗きにきて下さい。

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2006年11月19日 (日)

Rock'n Roll Night

Photo_1 佐野元春の1982年のアルバム‘SOMEDAY’に収めら

れている9分に及ぶ大作。ロックオペラなる言葉も

生んだ曲。当時高1だった僕は、この曲の本当の意味

や深さは理解できず、ただ‘大人になったら解るのかな’

?’と思い続けて23年。‘つまらない大人’になってしま

った僕に解ることは「瓦礫の中のゴールデンリング」は

未だ見つからず、といったところでしょうか・・・

初めて聴いた16歳の頃、きっとこの曲はいくつになって

も聴き続けるような気がしていました。答えを見つける

為に。瓦礫の中にゴールデンリングなんてあるわけない

のにね・・・それでも僕達は生きていくんでしょうね。

スミマセン、今回の感想はかなり抽象的になってしまって。

アレンジに関しては、なんといっても西本明のピアノでしょ

う。最初から最後までピアノが持つ荘厳さが際立ってます

ミキサーの吉野金次が行った‘曲全体に街でサンプリン

グしたシティーノイズを薄くリバーブしてかける’手法もこの

曲に夜の街の息吹を吹き込んでいます。

B.スプリングスティーンの「ジャングルランド」のパクリと

揶揄されることもあるこの曲ですが、80年代のマスターピ

ースであると僕は思います。

ここまでの御精読感謝致します。

さて、次回はオフコースの「生まれくる子供たちのために」

です。よかったら覗きにきて下さい。

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2006年10月16日 (月)

明日に架ける橋

Photo

言わずと知れた名曲!ですね。発表は1969年。36年前ですか・・・

まさに世界が揺れていた年代・・・だから名曲が生まれた、という人もいますが。

当時、学生運動をしていた人にとっては‘その疲れを癒した曲’とも言われてます。

私にとっては・・・聴き込んだのは1983年(高1)、もちろんリアルタイムではありません。

奇跡のアレンジともいえる、ラリーネクテル(名曲‘if’でお馴染みのブレッドのメンバー)

のピアノでしょう!よくまああんなアレンジを思いついたものです。

もちろん、S&Gのレコーディングに賭けた意気込みも凄まじいものだったと言えますが。

ゴスペル調の展開から、単なるラブソングではなく宗教的な雰囲気までも醸し出している、

といえます。そこがまたスゴイ!

歌詞も‘君が打ちひしがれて、疲れ果てた時は僕がその上に架ける橋になろう’

と・・・今のご時勢では到底考えずらく、あまり見かけないセリフですね。

もちろん、今の僕にも言えません。そうあれればいいな、とは思いますがね・・・

ちなみに、自分に二人の子が生まれた時、それぞれ初めて家に帰ってきた際に

一番にこの曲を聴かせました。ただの親バカですね。

ここまでの御精読、感謝です・・・

次回は、佐野元春の「Rock’n Roll  Nigth」です。

よかったら覗きに来てください。

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